ごあいさつ
2016年4月18日ショッピングセンターマイン4階に
「よしおかクリニック」を開院させていただきました。
2010年丹後地域において、京都府で初めてとなる学童野球の野球肩肘検診を開始しました。当時、競技復帰を目指す子どもたちにとって、適切なリハビリテーションを受けられる環境は十分とは言えず、勤務していた公立病院でも継続的な対応には限界がありました。
「治療のその先まで支えたい」
「治療をしなくても良い環境をつくりたい」
その思いが、クリニック開業の原点でした。
現在では、野球肩肘検診も15年以上継続して行っており、指導者の皆さまのご理解と取り組みの変化もあって、丹後地域における野球による傷害は以前と比べて大幅に減少しています。
故障を防ぎながらパフォーマンスを高め、将来この地域から野村克也さんや糸井嘉男さんのような新たな才能が育っていくことを願っています。
クリニック開業後、診療を重ねる中で、いくつかの課題が出てきました。
優秀なリハビリテーションスタッフのおかげで患者さんの痛みを、かなりの割合で和らげることはできる。
手術をしなくても症状が改善する方も増えてきている。
リハビリを通じて、日常生活に戻られる方もたくさんいる。
しかし、それは、その人の人生を本当に守ることができているのだろうか。
痛みは取れても、体力が戻らない。
検査では明らかな異常がなくても、どこか調子が悪い。
残念ながら再発を繰り返してしまう。
よしおかクリニックとして、症状のその先まで関われないのだろうか。理想的にはクリニックに来てもらう必要がなくなるように予防できないだろうか。
その問いから、当院の取り組みは少しずつ広がっていきました。
整形外科診療と充実したリハビリテーションを基盤に、競技復帰やパフォーマンスアップのためのフィットネスエリアの整備、地域の各種学校や競技団体へのサポート、低酸素トレーニング室の導入、呼吸機能のチェックおよび改善プログラムの提供などを行っています。
さらに、PFC-FD2.0®️をはじめとする再生医療や美容医療を通じて、より良い回復やコンディショニングの選択肢を広げています。
また、内科(消化器内科)診療や人間ドックを通じて、疾患の早期発見と予防医療にも力を入れています。
「治療」と「予防」を一体化させることが、これからの医療に必要だと考えているからです。
クリニックの温浴事業部が運営する温浴施設「ぬかとゆげ」も、その延長線上にあります。
サウナシュラン2023に選出され、酵素風呂に関する研究成果は2024年の日本サウナ学会にて発表し、学術大賞を受賞しました。現在も医学的な知見を大切にしながら、丁寧に検証を重ねています。クリニックとのクロスオーバープランで、予防医療にも取り組んでいます。
2026年9月にはノルウェーで開催される国際サウナ会議で、その成果を発表する予定です。
また、2025年から京丹後市ヘルスツーリズム協議会の副会長として、医療と地域資源を結びつける取り組みにも関わっています。
医療は診療室の中だけで完結するものではないと考えています。
食、自然環境、人とのつながり——それらすべてが健康を形づくります。
地域医療の枠を超え、地域そのものを健康のプラットフォームへ。
よしおかクリニックは、京丹後から次世代の地域医療モデルを発信する拠点でありたいと考えています。
丹後エリアだけではなく、兵庫県北部、福井県、鳥取県など幅広い地域からお越しくださる皆さまにとって、
ここが「安心して相談できる場所」であり、
「前向きな未来を描ける場所」であり続けられるよう、日々努めてまいります。
どんな小さなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
これからの10年は、開業当初に思い描いていた丹後エリアのことだけではなく、北近畿のみなさんに良いことをしようをテーマに日々努力を続けてまいります。
丹後エリアが将来“健康長寿のモデル地域・聖地”として認知されるよう、その一端を担っていくこと。
それが私たちの目標です。
よしおかクリニック
院長 吉岡直樹